こんにちは
本日は児童養護施設での話を書こうと思います。
K君はやんちゃな子だということは聞いていましたが、なんとなく出会った時の最初から気が合いそうな気はしていました。
それは特別なものでもなんでもなくて、なんとなくな感じで・・。
なんか、この人と気が合いそうだなー・・って感覚は誰にでもあると思います。そんな感じでしたね。
当時の私はまだ若造で小柄で力が弱そうな女の職員だったので、威圧感がほぼ皆無だったのがK君には印象がよかったのではないかと思います。
K君と話しているうちにわかるのですが、力が強そうな男性職員に敵対心を持っているような気がしました。
それは彼の生育歴も関係していると思うのですが、それは異名であっても彼の個人情報になるのでブログでは触れないようにします。
彼は学校に行けていなかったので昼夜半分逆転しているような生活をしていました。
皆が学校に行く仕度をしている間は起きにくい気持ちもあったのだろうと思います。
夜は遅くまで起きているので昼前に起きてぼーっとリビングでTVをみていることが多かったと思います。
お昼ごはんは大体一緒に食べていました。自然とそれでいろいろ雑談したり、しなかったりしていました。
彼はガンダムが好きだったのでよくガンダムの話をしていました。
K君は、もしガンダムが現実で起きたならば、世の中の大人対子どもで戦うんだ、とか話していました。
私「えー、私大人だから皆に攻撃されるの?すぐ死んじゃうよー」なんて話した覚えがあります。
K君「うん、そうだよ」
私「・・・ひどいわー」(´;ω;`)
K君「・・・・・・・・冗談だよ・・。」←ここらへんが可愛い
そんな感じでしたね。
後は夜の仕事が一段落したらK君の分と自分の分のココアをいれて、それを飲みながらよく雑談してました。
いつも他愛もない話ばかりするのですが、半月ぐらいした頃
「このままじゃいけないとは思ってるんだよね・・」とK君がポツリとつぶやくました。
学校に行けてないこと、小学生の漢字も読めなくて文章もきちんと読めないこと、なんとかしなくてはと思っていること。
私は「そう思ってるだけでもすごいことだよ!一緒に頑張ろう!」と深夜に小学生のドリルに一緒に取り組むところから始めたのです。
仕事が終わるのが遅番の場合22時とかなのでその後の30分一緒にドリルに取り組みことにしました。できない時ももちろんありましたが。
やる気がある時に一気にやるより、やる気を継続して続ける方が難しい、だから私が遅番の時は一緒にドリルやろうね、と約束しました。
それから色々あって彼からフリースクールに通ってみると言い出してくれるようになってくれるのですが、その話はまた今度にしたいと思います。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
それではまた☆